教科別の勉強対策(総論)

はくい
はくい

共通テスト対策ってどうすればいいの?
科目多すぎ!!!

国立大学受験で避けては通れない共通テスト

5教科7科目の合計点で合否が決まるので、
勉強計画、教科の勉強配分が非常に重要で難しいですよね。

今回は、最低ここまでやればこれくらい点数取れますよ!という
各科目の指標を解説していきたいと思います。

問題集は7周以上する!

共通テストについて解説する前に、約束してほしいことは、問題集「一冊を完璧にすることです。

そのための指標としては、問題集を全問7周以上する、になります。
これを徹底してください!

本日僕が紹介した問題集でなくても、問題集のレベルが同じなら同じだけの効果があります。

その他足りない問題集(応用レベルなど)に関しては、私が崇拝する武田塾様のサイトや、ユーチューバーが解説しているので、それを参考にレベルを見て適宜購入してください。

問題集は7周以上する!

共通テストとは

共通テストとは、国立大学受験において必須となる試験です。

文系、理系にかかわらず国語、数学、英語はそれぞれ200点ずつ配点があるので、
国数英で苦手科目をなくすことが非常に大事になってきます!

地方国立大安全圏の60%を目標に解説していきます。

地方の国立大学では、2次試験より共通テストの方が配点が高いことがほとんどなので、
国立大学受験は、共通テストが最も重要と考えても差し支えありません。

  • 国立大学受験においてほぼ必須
  • 5教科7科目の合計900点満点
  • 文系、理系にかかわらず国語、数学、英語はそれぞれ200点ずつ
  • 地方の国立大学は共通テストの方が配点が高い
  • 60%(540点)とれれば安泰

次章で、最低限必要な学習量をまとめていきますので、最後まで読んでいってください!
(筆者は理系出身です)

国語の対策

国語の共通テストの特徴

国語は、現代文100点、古文50点、漢文50点の200点満点です。

我々現代文苦手勢にとっては、非常に厄介な科目ですよね。

しかし!国語の点数を上げるには、実は戦略があるのです!
それは、現代文の時間を増やす!です。

現代文って、難しいし時間もないですが、逆に時間をかけて解いてみれば、
意外と点数は上がります。

つまり、古文漢文を爆速で解き、安定した点数を取ることができれば、
現代文の解く時間も増え、結果的に現代文の点数も上がるのです!

だから、まずは以下の4つに着手してください!

①現代文大問1の漢字
②現代文大問2の慣用句
③古文
④漢文

漢字、慣用句はできれば満点③と④は遅くともあわせて30分以内に解き終えられるようにします。
そして時間があれば

⑤現代文対策をする

という流れで対策をしていきましょう。まずは、現代文は忘れます

漢字・慣用句対策

ここは、悩まずに満点を取りたいとこになります。
現代文の大問2問分くらいの配点なので、自分を助けます。

筆者はくいは、漢字、慣用句含め、現代文の授業は真面目に取り組んでおらず、
マーク模試では半分も取れませんでした。

しかし、夏休みにある問題集1冊をやりこみ、夏休み後の模試では、この分野だけ満点を連発することができたのです!
それがこれです。

いいずな書店「TOP2500」です。
私の自称進学校では、TOP2500が配られ、その後ワンランク上の入試漢字参考書が配られました。
しかし、共通テスト対策であれば、TOP2500のみで事足ります。ひたすらやりこんでください!
ワンランク上の入試漢字参考書は1ページも開いていません。

高校で授業前小テストで一周していたため、夏休み時の定着度合いは結構よかったです。
この参考書には、後半に慣用句、現代文重要語もカバーされており、食べちゃうくらいの勢いで、全部覚えてください。僕は、7周し、漢字は全部書け、慣用句・現代文の語句の意味も全ていえるようにまでなりました。
(現代文語句を覚えてからは現代文の点数も少し上がりました。)

古文対策

古文は非常に大変ですが、ちゃんと対策をすればしっかりと学力のついてくる教科です。
英語の簡単バージョンで、まずは基礎の土台作りをしっかりと行いましょう。

①単語
②文法
③敬語

④演習

まずは、この4つを極めなくてはなりません
①単語ついては、私は核心古文単語(学校配布)
②③については、学校の授業プリントや授業、長期休み課題を経て勉強しました。
①については、300語以上あれば何でもいいので、1冊決めたらひたすらそれのみをやり続けてください
②③は学校で一通りやるだけで一旦OKです。

④演習
週1課題が学校で出されると思います。その時、ただ解くだけでなく、解いた後に、
文法の解釈を全文に振り理解する。全文理解した状態で10回以上音読をしてください。
(なんでかわかりませんが、勝手に理解するようになります。)

これを毎週することで理解が深まるとともに、読むスピードがどんどん速くなります。
週末課題が出されていない場合は、1冊問題集を買い、1,2週間に一題はやるようにしましょう。

そして、ある程度理解できたら

⑤和歌
対策をします。

こいつは、出ない年もあるので優先順位は下がりますが、出た時は平均点がさがる曲者なので、
余裕があればぜひやりたいところです。(周りに差をつけられます

文法の勉強途中に触れるかもしれませんが、個別に一冊参考書で対策できればいいかなと思います。

漢文対策

漢文はボーナスステージです!古文の半分以下の勉強時間でめっちゃ簡単に点数取れます

漢文は覚えることが少なく体に叩き込むことが重要になります。
学習ルートは4段階です

①文法
②句法
③孔子の道
④演習

①文法
そんなに覚えることは多くありません。中学でやったことも入っているので、書き下し文、白文とは、返り点とは、など漢文のルールを1通り理解してください

②句法
こいつは超重要です。参考書を一冊買い、一通り目を通しましょう。覚えなくても大丈夫です。
ふーんくらいで③に行きます。

③孔子の道
この孔子の道、とは文章のタイトルです。実はこれ、②の句法が全て入っている文章なんです。
僕は、夏休みに毎日5回音読し、100回以上音読しました。この文章をほとんど覚えて、演習に入ると、非常に漢文が読めるようになっています。
最初は書き下し文を、さらに覚えてきたら白文を見て音読する、にチャレンジして、
めっちゃ音読してください!

④演習
学校で週末課題が配られているならそれを解いたのち、意味を理解し、10回以上音読する。また、知らない漢字はまとめノートを作ったりして覚える(注釈があるのは不要)。

これをコツコツやるだけで40点は確実に取れます。半年あれば確実です。

数学の対策

数学は1Aが100点、2Bが100点の合計200点分あります。

共通テストは文章量が多く大変な教科です。
特に、文系で数学苦手な方にとってはしんどいのではないかと思います。

数学に関しては、

①数学の基礎力をあげる
②1か月以上かけて共通テスト対策問題演習をする

の2つになります。裏技的なものはあまりありません。

②の共通テスト対策については、数学は特殊な出題の仕方ですので、「慣れておく」ことが重要になります。しかし、数学の基礎力がないと対策をしても、点数が頭打ちになってしまうので、基礎力をなるべくつけましょう。

共通テストの対策については、過去問を解き、出題の雰囲気をつかみましょう
また、時間が足りないので、時間を測って解き、間違い直しをする。これにつきます。丁寧に演習を行いましょう。

以下の記事で数学の問題集のルートを徹底解説してます!

地方公立高校入試の数学70点だった僕が偏差値70になった方法

英語の対策

英語はリーディング100点、リスニング100点の合計200点満点です。
大学によって、リーディングとリスニングの配点圧縮されるところもありますが、リスニングが非常に大きく比重を占めています。

リーディング対策

リーディングは80分間で大問6、100点満点で出題されます。
大問すべて読みの問題であり、英語を速く読む力が要求される試験になっています。

英語リーディングのための要素は

①単語
②文法
③演習・音読
④過去問演習

です。順番はごちゃまぜでもいいので、試験前にこの4つを仕上げてください

①単語について
まず中学校レベルの単語を完璧にしてください。
英検3級をもっている方、公立高校入試で70点以上取っている方は大丈夫です。

次に、大学受験用の単語帳を一冊用意し、完璧に覚えてください。
システム英単語、速読英単語などなんでもいいので一冊だけをやり切ってください
僕は学校では単語帳が配られず、「百式英単語」を購入し、2023語すべて覚えました!(良書です)

ほとんどの大学受験単語帳は2000~3000語で、1冊すべて覚えると共通テストで分からない単語はまじでいなくなります。

②文法
「Next Stage」、「forest英文法」など網羅系文法参考書とそれに付属する問題集があります。
どれでもいいので1冊買ってください!そして、付属の問題は7周以上し、分厚い参考書の方は、文法の辞書として、わからない時にすぐに調べられるようにしましょう。
(Nextstageは参考書内に問題が載っています。)

私は、「総合英語One」を学校で配られたので、それのみをひたすらやりました。

③演習・音読
単語・文法が固まっていれば、あとは演習・音読をどれだけやったかが勝負になります。
コミュニケーション英語でやった教科書のスクリプトがありますよね?
あれを覚えるくらいめちゃめちゃ音読してください!

やり方は
①授業で和訳、文法、新出単語(あれば)理解する。
②付属CDで、音読
③②が慣れたら、オーバーラッピング、シャドーイングを1文章につき合計20回ずつする。

これをずっと継続してください!1回1分しかかかりません。めちゃ眠くても1日1回は、できれば1日8回は音読しましょう。

これを3か月続けると、読むスピードがめちゃめちゃ上がります。

リスニング対策

リスニングに関しても、実はリーディングでお話した①~③をやりこむことですごく聞こえるようになります。
3か月は継続しましょう。1年続けられたら負けなしの耳ができます!

英文解釈とかは必要なの?

共通テストに関しては、必要ないです!

また、地方の国立大学志望の方であれば、2次試験も含めてやらなくても問題ないと考えます。
詳しくは、別記事で解説するのでお待ちください。

理科・社会対策

私は、物理・化学・地理を選択しました。

それぞれ、物理と化学は2次試験まで見据えていたこともあり、

物理
リードα物理基礎・物理→重要問題集(A問題のみ)→直前10年分パック

化学
ニューグローバル化学基礎・化学→重要問題集(A問題のみ)→直前10年分パック

地理
学校配布されたCOMPASSと過去問、パック系の演習をひたすらやりこみました。
このほかの問題集は一冊手を付けていません。教科書の章末問題くらいです、、

これらについては、それぞれ別記事で勉強法、ルートを書いていくのでお待ちください。

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また、ご意見・ご質問、あればこちらよりご連絡ください。些細なことでも非常にうれしいです!

(現役医学部生がズームを用いて、オンライン家庭教師をします!時給、時間、日程応相談です!
地方の国立大学の受験は基礎力が大事になってきます。基礎的な問題をどれだけ当たり前に答えられるかが勝負なのです。よって、自学をメインとして、そのための課題とチェックテストとその解説、メンターをベースとした進め方でやっていきたいと思います。もちろん、教材は基本的に学校の授業教材で、それを完璧にマスターする進め方で行こうと考えています。別途購入するときも、必ず市販の問題集にいたします。有料授業動画の購入の斡旋などは一切行わない方針です。)

まとめ

今回は共通テスト対策、これだけこなせば60%は確実に取れる!学習ロードマップをお伝えしました。
どの教科も共通して言えることは

①基礎力が大事
②同じ問題集を繰り返し演習する

この2つです。

今回はざっとロードマップを提示しましたが、今後、勉強法について各教科詳しく記事にするので是非読んでください!
その他書いてほしい記事などありましたら、こちらからメールよりご連絡ください。

国立大学合格を本気で考察